こんにちは、器大好き器バイヤーのナラです。
冬のおうち時間がぐっと長くなる1月。
お正月料理が終わったあとも、温かい煮物やスープ、ほっこりお茶時間など、
“食卓にほのかな彩りや温かさ”を足したくなる季節じゃないです?
でも、こんなふうに感じていませんか?
- 「地味になりがちな1月の料理、どうしたら雰囲気よく盛れる?」
- 「スリップウェアがかわいいけど、派手すぎて使いこなせる自信がない…」
- 「冬の食卓に合う器が知りたい」
大丈夫。
スリップウェアは、実は 冬と相性抜群の器 なんです。
本記事では、器初心者さんにも安心して使えるように、
プロの盛り付けのコツを交えながら、
1月の食卓を格上げするスリップウェアの取り入れ方
をナラがやさしく解説していきます(≧▽≦)
スリップウェアとは?1月に人気が高まる理由
スリップウェアの特徴と歴史的背景
スリップウェアは、粘土を溶かした「スリップ(化粧土)」を使って模様を描く技法の器。
ドロリとした化粧土を“絞り袋のように”操って描かれる曲線やジグザグ模様、
刷毛や櫛で作るラインなど、どれも手仕事ならではのあたたかい意匠です。
日本ではイギリスの民芸運動(バーナード・リーチ、濱田庄司など)の流れで広まり、
日常に使う生活の器として親しまれてきました。
スリップウェアの特徴は、なんといっても「温かみ」。
- 土ものらしい厚み
- 深いブラウン、キャメル、飴色などの暖色
- ぽってりとした質感
- 手描き模様のゆらぎ
これらは、寒い季節にもとても合います。
濃い色目に濃い色で書く模様で作られたスリップウェアは
器そのものが冬にピッタリをまとっているからです。
茶色や黒、ベージュが掛け合わさると、ほっこり温かい風景になります。
1月の料理や冬の食卓との相性の良さ
1月は「白」「淡い色」「優しい味」の料理が多い季節。
- おせちの残り
- 白味噌のお雑煮
- 大根の煮物
- 豆腐料理
- 冬野菜を使ったスープ
これらを白い器に盛ると、もちろん上品できれいです。
でも少し寂しく感じることも。
そこでスリップウェア。
深い色味が背景になり、
淡い料理の色が鮮やかに浮かび上がるため、
格段に“見栄え”が良くなるのですよ~。
さらに、スリップウェアの模様は「動き」があるので、
静かな冬料理のアクセントにぴ~ったり。
つまり、1月にスリップウェアが選ばれる理由は、
- 冬色の料理との“色の対比”が美しい
- 食卓があたたかく、豊かに見える
- 季節の空気感に合っている
という、理にかなったものなんです。
1月の料理に合うスリップウェア食器の選び方
寒い季節にスリップウェアを使うなら、
「色・模様・質感」の3つを押さえると失敗しません。
色・模様・質感から見る相性の良いスリップウェア
● 色(カラー)
冬料理には、
- 飴色
- キャメル
- 黒×白のコントラスト
- こげ茶
このあたりがとても相性がいいです。
料理の色が淡くても、器のベースカラーがしっかりしているので、
“締まりのある食卓”になります。
● 模様(パターン)
スリップウェアには大きく3タイプの模様があります。
- 波のような曲線パターン(最も代表的)
- 線を重ねたストライプ
- 櫛目でつくるモダンな模様
料理初心者さんは 「曲線が多い柔らかい模様」 を選ぶのがおすすめ。
理由は、どんな料理を置いても“動きのある器が勝手におしゃれに見せてくれる”から。
● 質感(テクスチャー)
冬は“ツヤ”が美しい季節。
照明や日差しが弱いので、少し光沢のあるスリップウェアが映えます。
ただし、完全ツヤツヤよりは 半ツヤ程度が日常使いにベスト。
料理を選ばず、写真にも優しいです。
シーン別:お正月・冬の家庭料理・おもてなしで使える器
● お正月料理に合うのは?
- 黒×白のモノトーン柄
- こげ茶の渋いスリップ
- 楕円皿

お重の赤や黒と喧嘩せず、和の雰囲気を崩さない上品さがあります。
● 日常の冬ごはんに合うのは?
- キャメルや飴色の丸皿
- 小さめの浅鉢

大根の煮物や肉じゃがなどの“茶色い料理”が驚くほどおいしそうに見えます。
● おもてなしに使うなら?
- 大きめのリム皿
- 模様がしっかり入った主役級プレート

盛る料理がシンプルでも、器の存在感が華やかさを補ってくれます。
困ったら必見!スリップウェアの上手な使い方
ここからは、初めてでもすぐ実践できる“盛り付けのコツ”を
やさしく解説していきます。
和食を引き立てる盛り付けのポイント
①料理は「低く・広く」置く
スリップウェアは模様が主役なので、山盛りにすると柄が隠れてしまいます。
煮物・和え物は“低く、広がるように”置くと一気にバランスがよくなります。
② 白・黄色・緑を意識する
冬は茶色い料理が多いので、
- 白(大根・豆腐)
- 黄色(玉子焼き)
- 緑(青菜)
のどれかを添えるだけで華やぐんです( ´∀` )
③ 端に余白をつくる
器の柄を“見せる”ために、真ん中にぽんと置くよりも、
少し片側に寄せて盛ると上級者感が出ます。
上勇者じゃなくて、上級者感でいいんです(≧▽≦)
洋食を美しく魅せるプレーティングのコツ
スリップウェアは洋食にも合います。
特に、白いソース・クリーム系・焼き菓子は相性抜群。
① 料理を中央に置きすぎない
スリップウェアは模様に動きがあるので、
少しだけオフセットした位置に盛ると映えます。
② ソースは円弧を描くように
波模様と相性がいいため、ソースは直線より“曲線”。
同じリズム感になって写真映えが良くなります。
③ ほどよくシンプルに
スリップウェア自体が華やかなので、
盛り付けは“引き算”が基本。
余白を見せることによって料理が主役でありながら、器の存在感を生かせるんです。
色の対比を活かした見栄えアップ術
1月は食材の色が薄くなりがちですが、
スリップウェアはこれを逆に活かせる器です。
対比が美しくなる組み合わせ
- こげ茶 × 白い食材(豆腐・大根・パン)
- 飴色 × 緑(ほうれん草・絹さや)
- 黒ベース × 黄色(卵・かぼちゃ)
ポイントは、器と料理の明暗差をつけること。
これだけで一気に“プロみたいな仕上がり”になります。
1月におすすめのスリップウェア活用アイデア
冬の料理は、色も味も“ほっこり”。
だからこそ、スリップウェアの濃い色・動きのある模様が活きてきます。
ここでは「実際にどう使えばいい?」がイメージしやすいよう、
料理ジャンル別に具体的な活用例を紹介します。
おせち料理に合わせるスリップウェアの使い方
お正月が終わって数日…。
残ったおせちをそのままお重に入れっぱなしにするのは、
なんだか“年越し気分”が抜けない感じがしますよね。
そんなときこそ、スリップウェアの出番。
● 黒×白のスリップに「紅白」が映える
蒲鉾(かまぼこ)・紅白なます・伊達巻など、
淡い色×柔らかな味のおせちは、黒地のスリップとの相性バツグンです。
器の濃さが、料理の繊細さを引き立ててくれます。
● 楕円皿に少量ずつ盛ると“お正月の余韻”がモダンに
おせちの残りは、どうしても色が散らばりがち。
でも、楕円のリズムがある皿に少量ずつ並べるだけで、
まるでカフェの「前菜プレート」に早変わり。
● 1月2日・3日の朝食にもおすすめ
- 黒スリップ × 数の子+昆布
- 飴色スリップ × 栗きんとん
- 白スリップ × 黒豆
といった具合に「色の対比」を意識するだけで
洗練された和朝食になります。
冬の煮込み料理・スープとの相性例
1月といえば、煮込みの季節。
とくに色が茶色くなりがちな料理こそ、スリップウェアが得意です。
● 飴色のスリップは“煮物の黄金パートナー”
肉じゃが・筑前煮・大根の含め煮などの茶色い料理は、
飴色のスリップにのせると 深み × 温かみ が生まれます。
器が料理を“包み込む”ように見えるのが特徴。
● 黒スリップの深皿にシチューを
白いクリームシチューは、黒のスリップウェアに盛ると
写真映えが最高に良くなります。
- 白 × 黒
- とろみ × つるんとした質感
このコントラストが冬っぽさを際立たせてくれます。
● カレーやスープも意外と合う
スリップウェアは和洋どちらにも合うので、
スパイス料理にもぜひ。
- 黒×白模様の深皿 × スープカレー
- 飴色の浅鉢 × ポトフ
- モノトーンの丸皿 × オニオングラタンスープ
模様が“湯気の動き”とリンクして、温かい料理をより美しく見せてくれます。
スイーツやお茶時間に使える小皿・浅鉢の活用法
1月は甘いものが美味しい季節。
焼き菓子や和菓子、お茶時間にスリップウェアはとても重宝します。
● 焼き菓子はスリップウェアの得意分野
- マドレーヌ
- スコーン
- バナナケーキ
- ガトーショコラ
これらは“茶色 × 温かみ”がテーマなので、
焦げ茶・飴色のスリップが抜群に似合います。
● 抹茶やほうじ茶のお供にも
羊羹(ようかん)やどら焼きなど、和菓子もよく映えます。
特に黒い器は、抹茶の緑が鮮烈に浮き上がって美しいです。
● 小皿は“ちょい置き”が可愛い
スリップウェアの小皿は、
- チョコ数粒
- みかん
- クッキー1枚
- チーズひとかけ
など、ほんの小さなものでも絵になるので、
1月の“おこもり時間”に大活躍します。
長く愛用するためのslipwareのお手入れ方法
スリップウェアは日常使いできる丈夫な器ですが、
長く大切に使うためには、冬ならではの注意点があります。
日常使いで気をつけたい取り扱いポイント
● 急冷・急加熱を避ける
冬は室温が低く、器も冷えています。
そこに熱々の汁物や煮物を入れると、
温度差が大きくてひび(貫入)が入りやすくなることがあります。
対策はとても簡単。
- 使う前に、ぬるま湯にざっと通す
- 温かめのお湯で器を“起こして”から料理を盛る
これだけでリスクがぐっと下がります。
● 洗うときは柔らかいスポンジで
強い研磨剤入りのスポンジは、模様の色を薄くしてしまうことがあります。
柔らかいスポンジと中性洗剤で十分。
● 乾燥をしっかり
冬は湿気がこもりやすいので、
洗ったあとに布巾でふいてからしっかり乾燥させましょう。
冬場に多い劣化・ひび割れを防ぐコツ
スリップウェアは陶器(吸水性のある土もの)が多く、
気温差や水気が原因で劣化することがあります。
● “温めてから使う”は冬の鉄則
先ほどの通り、ひび割れの一番の原因は温度差。
冬の使い始めはとくに意識しましょう。
● 長時間、水につけっぱなしにしない
吸水してしまうと、
- カビ
- シミ
- ニオイ
につながることがあります。
食後は“早めに洗って、早めに乾燥”が基本。
● 電子レンジは使える?
スリップウェアだけでなく器の性質は窯元によって違います。
レンジOKのものもあれば、NGもあります。
心配なら「加熱しない」「短時間だけ温める」など、
慎重に使うのが安心です。
1月の食卓にスリップウェアを取り入れ温かみのある時間を楽しもう
1月の食卓は、気づかないうちに“白っぽい・地味”になりがち。
そんなとき、スリップウェアをひとつ置くだけで、
食卓がふわっと華やぎ、
料理が驚くほどおいしそうに見えます。
スリップウェアが冬に強い理由は3つ。
- 濃い色・土の質感が冬料理と相性抜群
- 料理の色を引き立てる“対比”が作れる
- 模様が食卓に動きと温もりを添える
そして初心者さんでも、
- 色・模様・質感
- 盛り付け位置
- 料理との対比
- 冬のお手入れ
この4つだけ意識すれば、
プロのように美しく使いこなせます。
スリップウェアは「特別な器」ではなく、
“毎日の食卓をちょっと幸せにする器”。
寒い冬こそ、その力が最大限に発揮されます。
どうかこの冬、
お気に入りの一枚をお迎えして、
ほっこりとした食卓を楽しんでくださいね。


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