粉引はナチュラルで優しい器です。
陶器の一種である、粉引は元になる粘土状態の型に
白土や、白い泥状の土をかけて透明な釉薬をかけて焼き上げたもの。
オフホワイトで温かみがあるので好きな人は大好き!
っていう器です。
もともと韓国の李朝(昔々~( ´∀` ))で始まった作り方なんだけど
日本でも茶道や日常使いの器として愛されてるんです。
愛されるっていう表現がぴったりの器だと思うんですよね、私は💕
でもこの粉引、見た目の愛らしさに反して結構取り扱いが難しい・・。
白ってTシャツでも インテリアでも、気に入って使っていると
何となく色が薄ーくベージュっぽくなってくる・・。
そんな風に、粉引も使っていくうちに
いろがくすんでく来ます。
どんなに丁寧に扱ってもそれを止めることはできない。
器をつくる人々は、そういう状態になっていくのを
『器が育つ』
と言います。
粉引きはどうやってできるの?
粉引も作り方はほかの陶器と同じなんだけど、ちょっと聞いてみました。
- 成形
粘土を使って器の形を作ります(*^▽^*)
幼稚園児みたいに無心で形を作るのって楽しい器つくりの
6割ほどはここなんじゃないかなと思ってます。 - 乾燥
成形した粘土って、水分を含んでて、だから成形できるんだけど
器にするには乾燥しないと、焼いた時割れちゃうんです。
夏場だと外に出して数日、冬だと外で一週間ほど
窯元だと、室内に火を焚いた乾燥部屋を作って
そこで乾燥するところもあります。 - 白化粧
器の表面に白い土や、白い泥上の化粧土をかけます。
これは釉薬とは違ってその前のひと手間。
これのおかげで優しい雰囲気の器ができますが、器の表面に
もう一回り白い層を作るのでもろくなるんです。
層を重ねると強度が増すと思いますが、器の場合、器と重ねた白土
と最初の型の間に空気が入り込み、割れやすくなります。
そのため、粉引はますます扱いが難しいと
作るのを敬遠する窯元もあります。 - 素焼き
一度低い温度で焼成して、器を丈夫にするんです。
縄文土器のようなベージュの乾いた感じの器を想像してください。
この素焼きの段階で、器としていい感じになる場合もあり(≧▽≦) - 釉薬(透明釉)掛け
素焼きした器に透明な釉薬をかけます。
この透明な釉薬をかけることで、化粧土がしっかり保護されて
独特なツヤも出るんです。 - 本焼き
二回目の焼成です。
今度は1800℃くらいで焼きます。
この過程で釉薬がしっかり溶けて、器につややかな仕上がりが生まれます。
粉引きのお手入れ方法は?
粉引の器もほかの器も取り扱いはほぼ同じですが、
若干デリケートなので、長く美しく使うためには少しコツがあります。
●初めて使用する前
目止めをする。
粉引の器は吸水性が高いので、それが乾かないとしみやカビの原因に
なってしまいます。
それを防ぐには
- 鍋にコメのとぎ汁を入れ、器を浸す。
- 弱火で30分ほど煮て、そのまま冷まします。
- よく洗い、自然乾燥させます。
この時、しっかり乾かしてください。
と、ここまでは一般的な粉引の器の事前準備です。
でもナラの扱っている『藤山窯の粉引』は
水をくぐらせるだけでいいとのこと。
コツはしーーっかり乾かすこと。
●日常のお手入れ
- 使った後はすぐに洗う
濃い色の料理やカレー、臭いの強いものは
器に残ったまま放置するとしみができやすいです。
とにかく早く洗う!です。
コーヒーなどもすぐ洗えない場合はせめて、中身を捨ててざっと
水洗いしてください。 - 柔らかいスポンジで洗う。
固いスポンジや研磨剤入りの洗剤は使わないようにしてください。 - 乾燥を徹底する。
とにかくこれが一番。
洗った後は重ねないのもコツです。
しっかり乾かさないうちに器を重ねると、黒いかびやシミができて
しまいます。
白い器をできるだけ長く使うにはコツがいりますが、なれてしまえば
簡単です。がんばろー(^O^)/
●注意点
電子レンジや食洗器はお勧めしません。
特に電子レンジは、せめて温め程度にしてください。
食洗器は器が重ならないようにしてください。
水流でカチャカチャナラに様にしてくださいね。
雑貨屋SO MANY!で取り扱う『藤山窯』の器はしのぎというラインが特徴の器です。
※しのぎ・・・陶器の表面を削って縞模様をつけたものです。
生の陶器(焼く前の粘土細工のような状態)を職人さんが一本一本削ることで作る模様です。
この模様がはいると、器がきりりと引き締まります。
粉引の器は、手間をかけるほど愛着がわく器です日々のお手入れを
楽しみながら、自分だけの器として器を『育てていって』ください°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°