個性的なスリップウェアという器

和でもない洋でもない凛と立つ個性的な器

手描きの流れるような模様はスリップの特徴です。

 

スリップウェア(SLIPWARE)とは?

こんにちは、器好きのナラです!
今日は、素敵なスリップウェアについてお話ししたいと思います。
スリップウェアは、昔から多くの人に愛されてきた陶器で、そのユニークな魅力が
たくさん詰まっている器です。

スリップウェアとは泥状の粘土(陶土を泥状にしたもの)を使って
器の上に模様を描いた陶器のことを言います。

明治のころ、日本の民芸運動を支えた陶芸家が、本国イギリスでは廃れていた
この技法を日本で見つけ友人であったバーナード・リーチと共にイギリスに渡り
窯を開き試行錯誤してこの技法をよみがえらせました。

スリップウェアは、実はイギリスの伝統的な陶芸技法から生まれたんです
その中でも、バーナード・リーチという名匠は日本の民藝に大きな影響を与えました。

彼は、イギリスの陶芸の世界に多くの革新をもたらし
特に日本の陶芸家、民芸運動家・柳宗悦との交流が深かったことで有名です。
柳宗悦って、民芸運動で有名な人ね。

明治のころ、日本の民芸運動を支えた陶芸家が、本国イギリスでは廃れていた
この技法を日本で見つけ友人であったバーナード・リーチと共にイギリスに渡り
窯を開き試行錯誤してこの技法をよみがえらせた
すごくロマンのある話ですよね。

柳宗悦の「民芸運動」から受けた影響を受けて、バーナード・リーチは
陶器に対してより深い感性を持つようになり、スリップウェアにも
その影響が色濃く反映されています。

スリップウェア(SLIPWARE)はどうやってできるの?

半渇きの生地に化粧度土をかけたものの上に様々な色のクリーム状の泥漿で模様を描き
この線を揺らしたり引っかいたりして独特の表情を作ることで
どこか日本の和にも合う器が出来上がります。

このスリップを使って、温かみのある模様や絵柄が器に浮き出てくるので
見た目がとてもユニークで、使うたびに愛着が湧くんですよ。

スリップウェアが好まれる理由

スリップウェアの魅力は、その温かみと手作り感にあります。
手作りだからこその不均一さや、土の質感が感じられるところが、使う人にとって
とても特別な存在に感じられます。

均一でなく、陶器を作るうえでどうしても生まれる
形のゆがみや、非対称が、自分のもの!!って感覚を
与えてくれるんだなぁ(*´▽`*)

さらに、スリップウェアは素朴でありながらも、どこか洗練された美しさがあるので
現代のインテリアにもピッタリ。

色の濃い器ですが、木の色や、ステンレスやコンクリートにも
合うんです。

モダンなうちに住んでいても出される飲み物の器が
スリップだったりしたら、

「むむむ。おぬしできるな」

なんて思ったりして(笑)

スリップウェアの器にピッタリのインテリア

スリップウェアは、シンプルで落ち着いたインテリアによく似合います。

ナチュラルな木のテーブルや、温かみのあるファブリックと一緒に飾ると、
器が一層映えます。

例えば、リビングのダイニングテーブルに置いたり、カウンターキッチンで使うと、
食事の時間がより特別なものになりますよ。

こんな人にオススメ!

スリップウェアは、毎日の食卓を少しだけ豊かにしたい、
そんな方にぴったりです。

特に、忙しい子育て中の主婦の方々にもおすすめしたいです。
毎日の食事で使う器に少しだけ「特別感」を取り入れることで、毎日がもっと楽しくなるかもしれません。

大きな変化じゃなくても、ちょっとしたことが心を豊かにしてくれるんですよね。

スリップウェア(SLIPWARE)のお手入れ方法は?

スリップウェアも陶器ですから、お手入れの方法はほかの陶器と変わりません。
使う前は、十分に水分を含ませて汚れが付きにくいようにします。

冬であれば、お湯を張ると器も温められて一石二鳥です。
陶器の表面にかかった釉薬は水分を弾きます。(細かく言うと、水分は若干入り込みます)
しかし、油分や、色の濃い調味料などを使った料理を盛った後は、とりあえず早めに洗ってください。

油分やしょうゆなどの調味料がしみこむとかびや匂いの原因となってしまうからです。
その後一番大事なのは、乾燥です。

表面を洗剤で洗った後は、しっかりと乾かしましょう。
残った水分も、カビの原因になりますのでしっかり乾かします。


陶器もお手入れしてあげれば、長く持ちます。
陶器は日常に使用していると、だんだん生活の色ついてきます。
陶器の世界ではそれは、陶器が成長するといいます。
人間と一緒に、器も成長する。
日本ならではの考え方でしょうか。

スリップウェア(SLIPWARE)を手掛ける窯元『正陶苑』

『器と雑貨のお店 雑貨屋SO MANY!』の取り扱うスリップウェアは、陶器の日本一の産地である岐阜県土岐市駄知町にある窯元さんの作品です。

古くから続く美濃焼の伝統をもとに熟練の技を持つ職人の作るスリップウェアは、確かな技術に裏付けられた魂の器です。

ご主人の正村寛治さんはいつも器のこと、新しい器を生み出すことを考えている方です。
とっても明るい奥様と一緒に二人三脚で窯元を運営しています。

私は正村さんの生み出す、スリップウェアにほれ込んでしまいました。

正陶苑 インスタグラム
正陶苑 ホームページ

正陶苑では息子さんも同じ工房で独自の器を生み出していらっしゃいます。
こちらも素晴らしいのでご覧ください。
裕山窯 インスタグラム

正村さんのスリップウェアは、手描きの模様が特徴です。
伝統的な矢羽根から、波打つようなこれぞスリップという様から、花火模様
まで、同じものが一つも無いような個性的な柄の器ばかりです。

日本中でスリップウェアにほれ込んで制作している作家さんもいますが、
正村さんもこれからもっとお名前が世間に伝わっていくのではないでしょうか。
モダンなのにどこか伝統的で不思議な感じのする器。

コアなファンが多い世界で、お好きな方はいろいろコレクションされていますね。
私も色々集めてみたい器のジャンルです。