花を身近に飾ることは、とても心が安らぎます。
これからどんどん瑞々しくなる、花や緑を
手作りのナチュラルな花瓶で飾りましょう。
この花瓶は、岐阜県土岐市にある窯元の作家さんが手作りの
ろくろ引きで作った一点ものの花瓶です。
台の上に土を置き、回しながら形を作っていく器の作り方を
【ろくろを引く】
と言ったりしますが、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」での
有名なろくろを引いて2人で器を作るワンシーンを思い出す人も多いのではないでしょうか。
アマゾンのプライムビデオから字幕版が見られます。
あのシーンでは、ろくろを使って器を作る事で、それが恋人同士の官能的なふれあいの象徴として描かれていましたね。
【ろくろを引く】とは、回転する台の上に粘土のような陶土
(陶器制作用に練った空気を抜いた土)置き、回転する遠心力を使い、
手で土を形作り思うような形にすることです。
このような手法で作ると、機械で作ったように均一な形にならないので、
デザインは同じでも一つ一つ微妙に形が違います。
そんなところが、この世に一つしかない自分だけのものという特別感を出してくれる
ポイントなんですね。
そして、この花瓶はさらに表面に特別な道具を使って一本一本ス
トライプの様な掘り模様をつけています。
この模様を鎬(しのぎと読みます)
非常に手が込み、根気のいる作業のため量産できず半年、一年かけて在庫をこつこつと
貯めます。
そして、コロナ以前でしたら春や秋に日本各地で開催される陶器好きの大好きな
『〇〇陶器市』で陶器好きな人のために販売される予定でした。
ところが昨年2月くらいから、今回のこの何だかわからないコロナウイルスは「うつるらしい・・・」
ということで、わからないが故に全国の様々なイベントは次々閉鎖されていきました。
陶器市も同様で、毎年春に開催される大規模な陶器市が次々と閉鎖されました。
地元の小さな窯元を訪れる楽しみや、毎年こつこつとお気に入りの
陶器を買い集める楽しみもなくなりました。
このような陶器市で、年間の売り上げを1割~2割程度を確保していた
窯元も多く大打撃です。
普段はコツコツと家族経営で製造し、陶器を作っている窯元は
自分たちの器がどんな人に買ってもらい、喜んでもらっているかわかりません。
このお祭り(陶器市)で、直に購入者とふれあい、応援されたり、
「この窯元の器が大好きです」と励ましの言葉をもらったりするのです。
先日この美濃焼作家さんがいる岐阜県土岐市駄知町のお祭りも、開催されることにはなりました。
しかし「オンライン陶器市」と発表がありました。
↓↓
駄知窯焼き祭りの事はこちら
今年も直接窯元を訪れる事はできなくなりました。
しかし、オンライン陶器市の良いところがあります。
1今まで現地に行かないと買えなくて、遠方だからあきらめていた方も訪問できます。
2自宅にいながら、様々な窯元を訪れ、比較検討がしやすくなります。
3アクセスがのび、陶器を購入してくれる人が増えれば窯元も潤います。
母の日も近く、ナチュラルな花瓶や父の日の酒器など探している方
ぜひこの機会に、オンライン陶器市にアクセスしてみてください。
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